子どもでもわかる Scratch 入門
5.スクラッチのスプライトについて学ぼう
スクラッチには、スプライトという便利な機能があります。
スプライトとは何なのか
スプライトはどのように使うのか
これらについて説明していきます。
スプライトって何だろう
スプライトとは
キャラクタ (画像) を表示する (操作する) 機能のことです。
特徴としては、他の絵に影響されず自由に動かしたりすることが可能です。
スクラッチの場合、スプライト単位で操作することが前提になっていて
絵を移動させたり、見た目を変えたりすることができます。
また、当たり判定やイベントに対する処理を設定することもできます。
ステージを作るとき、スプライトだけで作ることもできますが
一般的にはスプライトと背景を合わせて使います。
スプライトを動かしてみよう
スプライトを知るには、さわってみるのが一番だと思います。
これを読んでいるみなさんも、説明と同じように試してみましょう。
それでは作るをクリックして、新しくプロジェクトを作成して下さい。
新しいプロジェクトを開くと、ステージにはネコのスプライトが配置されています。
ステージの下には、スプライトの名前、座標、大きさ、向きなどの情報が表示されてます。
その下には、スプライト一覧があります。
新しいスプライトを作ると、この中に追加されていきます。
それではスプライトを動かすプログラムを始めます。
イベントをクリックして旗が押されたときを右のエリアに移動します。
制御をクリックして10回繰り返すを旗が押されたときの下に移動します。
動きをクリックして10歩動かすを10回繰り返すの中に配置します。
ここで実行してみましょう。
ステージの左上にある旗のアイコンをクリックします。
実行するとネコが少し右へ移動します。
どうでしょう?
ネコが動いている所を確認できましたか。
何回か旗のアイコンをクリックしてみましょう。
どんどん右へ進み、そして右端へ隠れてしまいます。
そんな時は、ステージの下にあるスプライト情報を見てください。
x座標のところを0に変更すると、ステージの中央にネコが戻ります。
ネコをウロウロさせよう
ステージの端から端までの間で、ネコをウロウロさせてみます。
制御をクリックしてずっとを移動します。
10回繰り返すの中の10歩動かすを、ずっとの中に配置します。
10回繰り返すを消します。
消し方は、プログラミングエリアからコードエリアへ移動するだけです。
その後、ずっとのスクリプトを旗が押されたときに付けましょう。
この状態で実行すると、ネコが端へ移動するだけなので
端に着いたら跳ね返るようにします。
動きをクリックしたら、下へスクロールしていきます。
もし端に着いたら、跳ね返るを見つけて10歩動かすの下に移動します。
これでネコがウロウロするようになります。
しかし、よく見れば右端から跳ね返ったとき、ネコが逆さになっています。
逆さにならないようにします。
回転方法を左右のみにするを旗が押されたときの下に移動します。
これで逆さにならず、ウロウロするようになりました。
同じものが作れましたか?
説明を読むだけでなく、実際に行ってみると色々な発見があると思います。
是非試してみて下さい。
そうそう、実行を止めるには旗アイコンの右にある赤丸をクリックします。